石津忠の
「アメリカぶらり旅」
Part9
7月27日(月)
起床。時間はもう気にしないことにした(しろよ)。ドアを開ける。そこにはなぜかKさんが。どうやら他の人の車に乗れなかったらしい。という訳で一緒に会社に行く。聞こうとおもって用意しておいた女性ボーカル集のMDはポケットの中に入れたままである。
いろいろ調べてるうちにHPに疑惑発生。どうも法律違反をしているようだ。その違反を犯した原因が自責か他責かを調べなくてはいけない。自責ならばこのシリコンバレーのいたるところにあるHPの支社(私が確認しただけで4つはあるぞ。)の看板のHPをCPにしてカラリオとつないでやる。(意味不明)
んなことをしているうちに、すでに深夜12時半。元気を出すため”beat
mania 2nd”を聞きながら帰る。
で、ちょうどSOULを「ゆーあべーざしまいら〜」とか歌いながら(歌うなよ)50マイルで走っていると、
猫が目の前に出現。歌声が1オクターブぐらい跳ね上がる。何とかハンドルを切って前輪のタイヤの間をくぐらせることに成功。後輪は運に任せるしかない。恐る恐るバックミラーを見てみると路肩に走っていく姿を確認。ほっと胸をなで下ろす。
あの猫も考えてみるに
「道路の向こう側に渡ってみてあそこに行くと、ごっつい世界観が変わるとなんや、話にききおよんどるからのぉ。にゃあー、わたるでぇー、にゃぁあー!」
とか言いながら渡っていったのであろう。
でも、たのむからもう繰り返さないでくれよ。
7月28日(火)
会社へ。曲目は「I am a Pionia.」。洋楽である。違うか。ともかく、好きな曲である。
HPが言うことを聞かないのでソースにトラップを仕掛ける。ソースをちょこちょこ変更する。
ソースファイルはコンパイル環境が日本のほうにしかないため、川崎のサーバー上にある。そいつをこっちからちょこちょこやってやる事で実行ファイルができ、それをftpでこっちに持ってくるわけである。アメリカから、川崎のHD上のデータを自由に操っている訳である。
実は凄くサイバーな事のように思えてかっこよい。
さらにその川崎サーバーからちょちょいっとrloginする事で、名古屋のサーバーに入り、データを移したりもできる。
これも更にサイバーでかっこよい。
更にコンパイルが終わるまで、その名古屋サーバーからニュースサーバーにつなげて
”japan.sukisuki.yurikko”
という、百合のニュースグループを読んだりする事もできる。
なんかよくわからんが、サイバーでかっこよい。
んなことをしながらも(んなことばっかりしてるわけじゃないぞ)、HPと格闘しているうちにもう11時30分である。ホテルに帰る。で、これを書く前にちょっと友人のボードを見ると、B氏が、
「(このぺーじの)更新が早いね。よっぽどやる事が無いんだな。」
とか書いている。巨大なお世話である。事実だが。こっちでは夜で歩くのはさすがに危険なので、帰宅が毎日こんな遅くては、こんなことぐらいしかできないのである。
日本だったら外に出れなくても、漫画読んだり、ゲームやったり等などやらなくちゃいけないことが山積みなのだが。(やな山積みだな。)
そんなわけで、もしアメリカへの出張が無かったとして、今、日本にいたとしたらこんなめんどくさいもの書かずに、きっと、「レイディアント・シルバーガン」やって「アフタヌーン」読んで「サタマガ」読んで「beat
mania 2nd」やりまくって、「夏コミ用の原稿」はやらなかったりしてるんだろうなぁ。(やれよ)
7月29日(水)
会社へ。最近妙に眠い。ナルコレプシーかな。女性ボーカル集を聞きながら、
「そう言えば昨日「I am a Pionia.」って書いたけど、”I am a
〜”ってのは変だな。現題の「ぼくはもっとパイオニア」から考えると「I
am more Pionia.」なんだろうか。ダビングしてもらったやつだしよくわかんないな。でも、ささみって「ぼくキャラ」だったっけ?なんかあまりおぼえてない。初期シリーズぐらいしか見てないしなぁ。しかし、自分の事を「ぼく」って言う女性キャラが「ぼくキャラ」なら、「わし」という奴は「わしキャラ」なんだろうか。でも自分の事「わし」って言う女性キャラは覚えが無いなぁ。あ、でも六条ひとまは時々つかってたかな。でも、全編通しては使ってなかったはずだし、今そーゆー女性キャラ描いたら「わしキャラ」のパイオニアになれるかなぁ。冬コミ用の漫画に出してみようかなぁ。」
などとあほな事を考えつつ走っていると更に眠くなる。危険。
HP問題がやっと解消されたようだ。なんともはや。しかしまた帰宅は12時すぎ。「アンテナライフ」を聞きながら朝の続きなんかを考えたりする。
「「わしキャラ」の名前は「山内聡子」にしよう。」
12月末発売予定。御期待ください。
ちなみに私は登場しないほうに100円賭ける。(安いな)
7月30日(木)
会社へ。今日は異様に曇っている、ので、「雲のむこう」なんかきいたりする。
お昼。まだ曇ってる。みんなでとあるホテルのバイキングに飯を食いに行く。と、ホテルごと消失していた。しばらく前迄はあったはずなのにとの事。このあたりのアメリカのサイクルの速さは恐るべきものがあるようだ。仕方ないのですぐ近くにあったごっつい高そうなレストランへ。
訂正する。前の文章は「高そうな」ではなく、「高い」であった。スパゲティとコーラで20$。おいこら。
そんな訳でまた会社へ。晩飯は中華。がんがん食う。残さず食う。このままでは帰るころには別荘に行った野田家の三女のようになってしまいそうだ。でも1ヶ月でもとに戻る事はないだろうな。
で、また会社にもどる。車の無いKさんが仕事が残っているそうなので付き合う。最初はちゃんと仕事をしてたが、いーかげんな時間になったのでネットサーフィンして遊ぶ。会社の専用線をほとんど一人占め状態であるので異常に早い。秒間50KB以上平均といったところか。会社の金でInternetってのもどうかといわれそうだがこの時間だと時間外手当がつけれないそうなのでこれくらいはいいだろう。
なんせ、ホテルに着いたときには2時すぎである。
その後この日記を書いている。(さっさとねろよ)
7月31日(金)
Kさんとともに会社に向かう。おそろしくねむい。危険。
HP異常は何とかなったので淡々とテストを続ける。しかし眠い。
晩飯。アメリカ食の大関クラス、「スペアリブ」を食いに行く。RegurarとFullというのがある。迷わずFullのほうを選ぶ。
再び、本田詩織ふうに
「ゴーフルの缶より大きい……」
という奴である。骨の部分の長さが20cmはある。これだけでかいと大口を開けてかぶりつくしかない。自分でも凄い食い方をしているのが分かる。
帰りの車の中で、会社の人に
「鬼気迫るような食い方で恐かった。」
といわれる。しかし、他にどんな食いかたしろというのだ、あんなもん。
仕事に戻る。まぁ、何とか順調に……と思っていたら前にも起こった恐怖の症状、
「全デバイス赤ランプ点灯」
が再発。2度目ともなると直し方もわかっているので今回はパニックにはならない。しかし、これについては対応処理を入れておいたはずだが……と、思ったらどうやらその部分の処理がこっちの会社の人間に書き換えられていたらしいとの事。おいこら。
しかし、直さない事にはなんともならないので修正を始める。なんで深夜11時半からこんなことせにゃならんのだ。
深夜1時すぎ、帰宅。明日は朝から観光。また寝過ごしそうである。
吉田:なんか、ちょっと日本が恋しくなってきたようですね。
木下:”beat mania”と漫画が恋しいだけじゃないのか。
吉田:今ごろ日本はコミケの入稿が大詰めのころですから……
みなさんがんばってくださいね。
木下:ちなみに管理者は上で冬用のネタ考えているようですが、
多分、途中で飽きて変えると思います。
吉田:……そのパターン多いよね。うちの管理者。
……はたして「山内聡子」は冬の本に出るのでしょうか?
木下:……出ると思う?
吉田:サターンで「VF3」が出るよりは高い確率じゃないかと。
木下:……まぁ妥当な線かな。