石津忠の堕落日記特別編 2003年11月9日 DDRコントローラ改造
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最終更新日時:2018/03/15 23:07
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PSの家庭用DDRコントローラは使いにくい。
……ということは業務用のDDRをやったことのある人は誰もが思うことではないでしょうか?
その原因としては
1.材質がビニール2層で内部で剥離した構造なのでワシャワシャ音がしてやかましい。
2.材質がビニールなので足がすべる。
3.材質がビニールで薄くて軽いので位置がずれる。
4.薄いので足踏み音がやかましい。
5.ビニールで折りたたみ式でゆがむので踏む面が平らじゃない。
6.アーケードみたくボルトと鉄板で組まれていないので足の感覚でどこを踏んでいるのかわからない。
……といったあたりが上げられると思います。
な。わけで。
これを解消できないかと考えたのがそもそもの発端です。
ただ、「アーケードスタイルコントローラの再現」みたいな感じで鉄板削りだして作成したりするのはちょっと無理なので、
家庭用でそこそこの操作性を持ったものを作ってみようと思いました。
(私の工作技術だと裸足や靴下でやったとき足切りそうだし)
で、家庭用でプレイしていて一番問題になるのが上記原因の3と4と6。
なのでこの辺を解消できないかという目的でやってみました。
まずベース台として用意したのが
90×90cmのベニヤ板を90×86cmサイズに切ったものです。
DDRの一枚のパネルサイズが28cmなので3枚並びで84cm。それに外枠の1cmを足した値です。
(DDRの外枠の大きさはも少し太かったかも)
角材で外枠を取り付けたところ。で、これに
消音用として風呂場用バスマットを敷きました。(ホームセンターで一枚380円×2)
サイズ合わせてカッティングして、こんな感じに。
で、この上にパネルを作成します。
今回どうするか迷ったのですが、結局、足でパネルの位置がわかるように厚みが異なるベニヤ板を配置し、それをスイッチとするような方法にしてみました。
28×28のベニヤ板に穴をあけてそこに
0.1mm厚のステンレスシートを張り
裏からさっきあけた穴を通してコードをつなげます。
そしてこれを並べていくのですが、この線を引き出すため、先ほどしいたバスマットに
こんな感じで穴をあけます。
その穴にこんな風にコードを通して
並べていきます。
ただ、そのまま並べると線を踏みつける形になるので、
こんな状態の線を
排水用の溝に沿って這わせます。
……このあたりで、ここまでしてやるほどの事かとか考えたりしますが、考えたら負けです。多分。
で、これをそのまま先ほどのベースの中に入れると
こんな感じになります。ちなみに、上下左右の板は薄いベニヤを使い、残りの5枚は厚いものを使用しています。
これにより、この上からシートを重ねて使っても厚さの違いで足がどの位置にあるかを感知できるようにしようという目的です。
で、これに元のDDRコントローラを分解して出てきたクッション用穴開きスポンジを前面導通シートの間にはさんで基盤と配線し、
さらにその上から矢印のシートを貼ってその上から保護用の塩化ビニールシートをかぶせて周囲をテープで止めて
こんな感じで完成。
そんなわけで、使ってみた感じですが。
「アーケードには全然及ばないけど、普通の家庭用コントローラよりははるかにやりやすい」
といった感じです。
まずアーケードに完全に負けているのが剛性。
こればっかりはなんとも……体重を支えられるほどの鉄板を加工して……とかすると、完全に家で使う代物じゃなくなるので。
なので、激でばかばか走り回るような曲はプレイするのが怖くてできてません。
(耐えられないこともないと思いますが……ちょっとみしみしいってるのであんまり。)
ただ、その点以外は割に良くできてるかと。
下にひいたベニヤの厚みを変えたことで裸足、靴下ならパネルの位置がアーケードに近い感覚ではっきりわかります。
正直、今までの家庭用コントローラでは位置がずれだすとどうしようもなく踊でもよく死んでいたのですが、
このコントローラだと、踊レベルなら大体の曲でAかAAが出せるくらいには踏めるようになりました。
そんなわけで、収納することがほとんど不可能なくらいでかいコントローラになってしまいましたが、個人的にはやってみてよかったなぁと思っています。
あと、このコントローラを作るにあたって浅野氏とnabe氏に激しくご助力いただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。m(_"_)m
追記:(2003年11月30日)
このあと、ちょっと改造しました。
その辺のことはこことここの日記に。
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